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指を忙しく使う携帯電話の時代故でしょうか？随分と紳士の手袋の出番が減っておる様です。そんな脇役の手袋ですが、19世紀では品格と階級を示す、格好の紳士小物でもございました。紳士は人前では決して手袋を脱がず、日に何度も革材を変え脱ぎ変える。労働の跡が微塵もない、細く美しく手入れされた指先は、何よりも貴族とその精神性を象徴するものでした。「己の手に身惚れながら息を引き取った、、」そんな紳士の逸話もあながち嘘ではないでしょうか。さてさて、現代のダンディー紳士もまた、指先までエレガントに装いたいものです。こちらは創業240年！長い歴史を誇ります英国名門手袋屋、デンツさんです。一組の手袋を仕立てるのに、32もの工程を経ております。マスターカッターによる革の伸びまで計算に入れた確かな裁断をへて、ガイド無しで縫製できる熟練職人が入念に一組一組縫いあげております。手袋をしたままでも、本や新聞をめくる事ができる！そのシークレットフィットは、デンツさんならではの着け心地でしょう。その数多あるデンツ手袋の中でも、独特の味わいと別格の気品を味わえますペッカリー製手袋です。程よい肉厚感と独特の模様は、単なる手先の防寒具を超えた優雅さがありましょう。ペッカリー革は使い込む程柔らかく手に馴染み、模様も美しく変化して参ります。とは言え、人前では決して手袋を脱がない19世紀とは違い、現代は何かと手袋を脱ぐ機会の方が多いでしょうか。それ故に、フィットし過ぎる手袋がかえって仇となり使いにくい。そこで少しサイズを上げまして、すぐ着脱できる快適さの方を優先しております。丈もやや長くとり手首まで暖かく、チラリと手肌が覗く、そんな野暮な事もありません絶妙なクラシック丈をセレクト。残念ながら本、新聞をめくる事は困難ですが、あの脱ぎにくいストレスから解放され、かえって使いやすくなっております。紳士の手袋はライナーなど不要笑。暖かさには劣りますけれども、手先の優雅さ、またちょいと胸ポケットに挿す際など、スマートで使いやすいでしょう。多少の着用感などはありますが、美品です。現代のダンディズムもまた、指先に宿りましょうか？デンツ製ペッカリー素材ならではの、極上の優雅さと品格を存分に堪能して下さいな。サイズ　画像参照素材　ペッカリーレザー　アンライニング仕様色　ブラック英国製付属品　無し参考価格　¥10万程